出来高と株価

株価は売る人と買う人のオークション形式で成り立っており、

買う人が多いと上がり、売る人が多いと下がります。

ある価格帯で商いが膨らめば、出来高がグンと増えます。

出来高が多い価格帯より上げていれば、底がサポートラインになり、

下げていれば、レジストラインになります。

なぜ、そうなるのでしょうか?


出来高と株価の関係

高値圏で出来高が増えると、そこが天井になることがよくあります。

チャートの形的には、出来高急増して下げた場合、そこがレジストラインに

なってしまいます。

出来高急増で下げているのは、多い買い手よりさらに多い売り手が現れた

からです。

当然、意図的にカラ売りを入れて下げさせようとする場合もありますし、

この値段なら売ろうと考えている人が多数いるからです。

そうなると、この株価に戻っても売ろうとする人が多いので

上がっていきません。

それを見ている高値で買った人が、焦ってしまい、またまた上がりにくく

なります。

もう、売りたくてたまらなく、不安になりますね。

NY市場などが暴落したなどのきっかけで、どっと売ってきます。

その後、不安定な売りがなくなり、カラ売りの買い戻しも行わないと

いけないので、出来高が細くなり、今度は逆に上がりやすくなります。

ここが、当面の底と考えます。

出来高だけでも、いろりろ考えられますね。