ピボット

ピボットは、株や為替(FX)のデイトレードなどでよく使われるので、

説明していきたいと思います。

ピボットは、リアクション トレンド システムと呼ばれ、前日の動きから

株価を予想するものです。

ピボットの使いやすいところは、トレンドや値動きの激しさ(ボラティリティ)

によってシグナルが決まり、また損切りラインや利益確定ラインまでわかるので

ある程度の目安にはなります。

ただ、高値、安値があまり変動のない株価の場合システムが有効にならない

場合もあります。

使い方としては、昨日の動きよりここが底だろうと判断できれば買い、

抵抗ラインが抜ければ損切りするなどの使い方もできます。


ピボットの具体例

ピボットには計算式があり、EXCELで簡単に計算できます。


HBPO=2P−2L+H

S2=P+H−L

S1=2P−L

P=(H+L+C)÷3

B1=2P−H
  
B2=P−H+L
  
LBPO=2P−2H+L

  
(P=ピボット)

(H=前日の高値)

(L=前日の安値)

(C=前日の終値)


実際に数字を入れて、P以上はレジスト(抵抗)、P以下はサポート(支持)

です。

ピボットは自分で好きなように考えればいいです。

例えば、S1まで株価が推移したらカラ売りを入れるだとか、B2になったら

逆張りの買いなどいろいろです。

ただし、HBPOとLBPOを超えたときは必ずポジションを閉じましょう。

前日のローソクだけで、株価を予想するので簡単ですが、ボラティリティに

より変化していくので、有効なテクニカル指標なのではないでしょうか。


実際に計算してみよう!

式をエクセルに入力して計算しています。

※ピボット計算表


前日の情報は日足のローソクより簡単に得ることができます。

この表から、ピボット(P)を中心にレジスト、サポートを決めていきます。

決め方は、人それぞれの経験によりますが、HBOP、LBOPの損切り

だけ守れば388円から買っていってもいいですし、407円からのカラ売り

でもいいです。

前場は静観して、その日の動きを確認して後場から入る方法でも

いいと思います。

マーケットスピードのRSSを使えるなら、ピボットを使って、

システムトレードをしてみてはどうでしょうか。