波の上の魔術師(石田衣良)


かつて日本がバブルの時代、株式投資がどれほど儲かっていた

ことでしょう。

しかし、土地神話とともに株式投資も崩壊しました。

その中で、カラ売りという武器をふるって大儲けした話です。

本書の見どころは!

当時バブルのころの投資を思い出させる一冊です。

投資において、カラ売りとインサイダー取引に焦点を絞って、

さまざまな人間模様が展開されています。

この点、HOW TO本とは違う面白さがあります。

儲けるためには、当時も今も変わりません、カラ売りの仕掛け方も

スリリングに描写されているため、次から次えと読み終えていきます。

この手の麻雀の本は多く存在すると思うのですが、投資においては

この本だけのように思えます。




カラ売りがどのような考えで行われているのかなど、

とても面白い本です。