ふるい落とし

スイングトレードで注意したいのは、上昇中のふるい落としです。

ふるい落としとは、どのようなことなのか、チャートにはどのように

現れるのかを書いていきます。


ふるい落としとは?

大口や仕手筋などが、上がりやすくするために、無駄な玉削りと、

玉集めをするため行為に売り(カラ売り)を入れて安くします。

(お金さえあれば誰でも出来ますが・・・)

「この銘柄はしっかりした材料があるので、わからないように買っていこう!

ニュースなどで材料が出てしまい出来高を伴って上がってしまった。

まだ、上がりそうだが提灯買いが高値で買ったしこりが多くて、少し上げたら

利食い売りが出てなかなか上がらない。

よし、冷やし玉を入れてふるいにかけよう!

下げて、弱気筋が売ってそれを買い、上げて抵抗ラインでやれやれ売りが

出てだんだん軽くなってきた、ここで抵抗ラインを越えて一気に次の段階に

シフトしよう。」

出来高を伴って抵抗ラインが抜けました、テクニカル的に買いですね。

ふるい落としを行っている当事者はこんな感じで行っているのでは

ないでしょうか。

ではどのようにチャートに現れるのでしょうか。


ふるい落としのチャート!



上記の図は赤線が株価でトップを起点に、サポートとレジストの

間を行ったり来たりしています。

トップでは出来高が多いので、しこりになっています。

ふるい落としが発生した場合、おおむねこのようなチャートが

現れます。

ふるい落としが入らなくても、このような調整期間が長いときに

日柄調整でなかなか上がらない場合もあります。

見分け方は一概に言えませんが出来高や動きなどが微妙に違うと

思います。

ちなみに、調整が一回だけチャートに現れた時は値幅調整といって

ある程度下がると折り返して、レジストラインを越えて上がっていきます。

どちらにしても、このようなチャートが現れれば上か下に抜けると方向性が

大体決まってしまいます。

また、困ったことに、損切りラインを狙ってわざとオーバーシュートする場合も

あるので注意してください。

だましに合わないためには、かなりの相場観がいると思いますが、

負けないで見破ってください。