最大ドローダウン

最大ドローダウンとは、システムの損切りラインを定めておくラインの

事です。

過去のデータ検証から決めるのですが、どれぐらいの期間のデータが

必要かは、人によってさまざまな捉え方があります。


それでは、最大ドローダウンとはどのような考え方なのか

図解で説明します。



※資産運用のグラフ


資産運用のグラフはx軸がトレード回数で、y軸が資産の増減です。

投資金額は100万円から始め、あるシステムに従って過去のデータから

運用したらどうなるかをバックテストしたものです。

トレード3回目から7回目の間で、最大値から大きく落ち込んでいる

部分がありますが、ここを最大ドローダウンとみて、実運用でこれ以上

資産が下がった場合システムをいったん見直すようにします。

あくまでも例なので、たくさんトレードした方が正確な最大ドローダウンが

導き出されます。


バックテストの方法

最大ドローダウンを父びく為には、10年ぐらいのデータがあればいいと

思います。

そのデータから、最大ドローダウンを導きだして直近の3カ月、1カ月

ぐらいのデータを使い、仮想的に取引してシステムが信頼できるもので

あれば、実使用してもよいのではないでしょうか。

深く探れば、なぜこの時に大きく落ち込んでいたのか、調査すれば

最大ドローダウンの更新もすんなりできると思います。

最初は、どういう銘柄が有効なシステムに従うのかわからないと思うので

自分の得意銘柄で考えれば、いい結果が出るはずです。


サイコロが1/6の確率に収束する(大数の法則といいます)のにも

アイドル時間があるように、始のころは、システムトレードも、資産の

ばらつきは大きくなります。

精神的に、大丈夫なのか・・と思うことがありますが、練りに練った

自分のシステムを信用しましょう。


神はサイコロ遊びをしない・・投資はどうなんでょうか・・まず信じましょう。